Title : BIRTHDAY 

【360° Neo Omnibus Entertainment】

Director : マツミヤカズト Matsumiya Kazuto

2021
演劇×音楽 
── ミュージカルじゃない。ミュージックビデオでもない。 

演劇と音楽が互いに混ざり合うことなく独立したまま共鳴し合うことで生まれた 【物語1編 + 楽曲1曲 】のネオ・オムニバス3部作『BIRTHDAY』。

人生に訪れる様々な「別れ」をテーマとして、徳島が誇る新進気鋭の劇団・音楽ユニット・シンガーソングライターという3組のアーティストが、自らのプライドや作品性を捻じ曲げることなく、互いにインスパイアし合うことで練り上げられた新しい形の「演劇と音楽の関わり方」を提案します。

全方向カメラと、それをぐるりと囲んで設置されたセットや客席を360°撮影することで、まるでその場にいるような臨場感を味わえるこの作品。 
出演者の動きを追うことで息遣いや空気の流れまで感じることのできる生々しい映像となっています。

コロナ禍に生まれた新しいエンターテインメント、どうぞごゆっくりお楽しみください。

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■出演

劇団まんまる
GEEK! GEEK! GEEK!、HighT、RUNA

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● 第1部
「バス停」
コータ:英佑有紀、ユキ:宮井悠 

コータは新天地に向かうバスを待っている。
そこにユキが来る。
始まる其々の大学生活のこと、高校の漫才クラブでのこと、そして二人のこと。
わからないことに臆病なコータと わからないことをも信じたいユキ。
二人はバス停で。

□ 音楽
「月燈」
GEEK! GEEK! GEEK!  作詞:マツミヤカズト、作編曲:ちくげ

物哀しくも清々しい青年期の「別れ」の物語によせて制作された静謐な楽曲。
若さゆえの先が見えない息苦しさが、漢詩を思わせる叙情的な歌詞と様々な音が絡み合いながらも透明感を保ったメロディに投影されている。

● 第2部
「居間。」
ユキのパパ:鵜戸昌実、ユキのママ:清水宏香

4年後。
ユキの母は父との別れを選び家を出る。
ところが何度出ようとしても同じ場所に戻ってしまう。
嫌いになった訳では無く、方向性が違うと主張する母。 受け入れられない父。
不思議な状況に戸惑いながら試行錯誤を重ねる まだ夫婦の二人。

□ 音楽
「セピア」
HighT、RUNA  作詞:HighT、作編曲:RUNA

複雑な心情の入り混じった壮年期の「別れ」に思いを馳せて作詞作曲された、直情的なメロディが印象的なバラード曲。
歌詞の世界観は演劇パート第2部の物語ともリンクしており、また楽曲自体が物語のキーアイテムとして登場する。

● 第3部
「けぶりと。」
ユキのパパのママ:千崎煽、ユキ:宮井悠、ユキのパパ:鵜戸昌実

ユキの祖父が急逝した。 火葬場の喫煙所で紫煙を燻らせる祖母。
頭でわかっていても心が受け入れようとしない夫の死。
ユキは小さく見えた祖母を心配して話しかける。
祖母の胸に宿る祖父との記憶。

□ 音楽
「バースデイ」
GEEK! GEEK! GEEK!、HighT、RUNA  作詞:マツミヤカズト/HighT、作編曲:ちくげ/RUNA
「死別」に直面した人物の思い出の楽曲として登場する、演劇パート第3部の空気とは対極の、軽やかに人生を賛美するような能天気で華々しいダンス・ミュージック。
"70-80s ダンス・ポップ" のエッセンスが現代的な音使いによって再解釈されており、懐かしくも現代的な、普遍性のある「音楽のよろこび」が表現されている。
『新しい君のバースデイ』という歌詞が印象的に歌い上げられており、このフレーズが楽曲タイトルならびに本プロジェクト名「BIRTHDAY」の元となった。 

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■制作

演出:丸山祐介
プロデューサー:岡部斗夢
監督:松宮和人
■広報 徳島ローカルフリーマガジンAWAP
■主催 NPO法人アクア・チッタ

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